大学病院を訪れたナナ姐さん。(
診察の詳細その1、
その2はこちらから)先生方とみっちり3時間、合計4時間も病院にステイしたため、帰りの車の中では大変お疲れでした。
長くなりますので、ここからは興味のある方だけどうぞ。
まず、昨年秋にアポイントの電話を入れた際、フランク先生との1セッションは275ドル+税金、ファイルのオープン費用に20ドルがかかると説明を受けました。
しかし、実際に行動学専門のフランク先生に会ってコンサルテーションを受けてみたところ、 最終的なフランク先生の結論は、ナナさんの拾い食いは行動学とは関係ないだろうということ。そこで、フランク先生より別の専門医であるリサ先生を紹介いただくのですが、専門医さんとの診察料は115ドルほど。一度に合計390ドルの診察料は高すぎるということで、フランク先生の診察料をリサ先生と同額に揃えてくれました。
フランク先生、なんてよい人!!!
それでは、この日の明細です。
診察料(フランク先生&リサ先生)229.59ドル
血液検査 153.12ドル
お薬 19.40ドル
ファイルのオープン費用 18.36ドル
これに税金がプラスされ、合計423.38ドルです。
ケベック州は税金が15%ほど。しかし不思議なことに、大学病院の明細にはお薬にしか税金がかかっておりません。お薬以外は内税?帰ってから気づいたので理由は謎ですが、獣医さんでのこういった表示は初めてです。
合計4万円ちょっとの出費は高いのだけれど、実は高くないのでは?というのが飼い主の印象です。4人の先生と、トップクラスの獣医学部の大学病院で3時間みっちりコンサルを受け、診察料が230ドルはとてもリーズナブルだと感じました。さらに診察後には、先生方からきちんと飼い主宛にレポートを作成してもらえるのです。(近所の獣医さんでは、レポートをいただいたことがありません)
そもそもここは、一般的な獣医さんの診察料が60〜65ドル。だいたいどこも、10〜15分くらいの診察です。近所の救急病院に勤務する専門医さんたちも、120ドルプラス税金が診察料だったと記憶しています。(ジャズミンの鼻腔狭窄の手術でセカンドオピニオンをもらおうかと思い、問い合わせをしたことがあります)
フランク先生もリサ先生も、一度もナナさんを診察台にあげませんでした。おふたりとも床に座り、ナナさん目線で問診します。(飼い主の大好きなモントリオールのムツゴロウ先生と同じスタイルです)先生方の口調はとてもソフトで、こちらからみてもナナさんが先生たちに心を許し、ものすごくリラックスしているのが感じられました。
もし、ジャズミンの軟口蓋過長の手術をすると決めた際には、近所の専門医さんではなく、わざわざこちらの大学病院まで通うだろうと思います。
実は、我が家のすぐ近所にも行動学の専門医さんがいらっしゃいます。コンサル料金は、フランク先生と同じく275ドル。最初はそちらにお世話になろうかと思ったのですが、電話で問い合わせた時点で若干意見があわないと思うこともあり、そちらに通うことは諦めました。もともとは、ナナさんがパピーの頃に通っていた病院です。地元での評判もよく、ナナさんの避妊手術もそちらでお願いしました。
でもね、そちらの先生方、ナナさんの拾い食い問題を知っていながら、なぜ同じ病院内の行動学の専門医さんを紹介してくれなかったのかなぁ???きちんとトレーニングをすれば拾い食いは改善される、と言われて終わりました・・・。いやいや、あなたたちから勧められたスクールでトレーニングやってるし。しかも成績優秀だし。拾い食い以外はすべてこちらの話を理解している、と説明したのにな。対応にかなり謎が残ります。
長くなりましたが、ナナさんの健康のお話は、これからも引き続きの課題です。
ナナさん、みんなで治療がんばろうね〜。
サブ飼い主さん、ナナさんの治療費よろしくたのむ!
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無題
2015/07/08(Wed)22:05
ナナちゃんの拾い食いは、ナナちゃんの意思ではなく体が求めていることだったのですね。
それは、わかりませんよねえ。
私も拾い食いは、トレーニングで矯正するものだとばかり・・・
わんこにはわんこの理由があるんですよね。
それをわかってあげなくて怒ってばかりいたら、本当にかわいそうですよね。
4万円の診察代は、私も高くないと思いました。
旦那様、がむばって!
気になったのは、脾臓を触ると表情が・・・??
こそばかったのかしら。
(こそばい、は関西弁かな?くすぐったいって意味です)
No.1|by ふーむ|URL|
Mail|EditRe:無題
2015/07/10(Fri)01:28
ふーむさんのおっしゃるとおり、わたしも拾い食い=トレーニングして直すって思い込んでたんですよね。でも、どんなにトレーニングしても治らないし(前よりもずっと改善されたけど)、どうして「拾い食いだけ」?っていうのは、ナナさんが小さな頃からの課題だったんです。
原因がわかってよかったと思うと同時に、いままでナナさんはつらくて拾い食いをしていたのに、それをわかってあげられずにものすごく怒ったりして。すごくかわいそうなことをしてしまっていました(涙)
くすぐったくて顔をしかめたのではないみたいなんですよー。先生も助手の先生も、嫌がる顔をしてるねって言ってました。たしかに頭や背中を撫でられている表情と、お腹のあたりを触られる時のナナさんの表情が変わるんですよね・・・。
とりあえず、まずはお薬が1カ月処方されたので、2週間ごとに先生に様子を報告する流れになっています。