カナダのわんこは、ほとんどが外トイレです。
飼い主はナナさんのトイレを室内でしつけようと試みたのですが、獣医さんにも、トレーナーさんにも、そして家族からも反対されました。カナダでは、トイレ=外が基本なのですと。
だから、日本では「室内トイレがマナー」だとか「散歩中には(おしっこを流すために)ペットボトルのお水を持参する」とか「他所のお家の前でトイレをさせない」とか「お散歩=トイレではない」とか「どうしてもトイレをしそうになったら(持参して来た)トイレシーツを広げる」とか、カルチャーが全く違うんだなぁと驚きました。
考えてみると、こちらは(日本に比べて)玄関が奥まっているので誰もそんなことを気にしないのかも?とも思います。玄関前には長いドライブウェイがありますから、自宅前でわんちゃんにおしっこをされても気にならない???(そもそも、わんちゃんは自宅の芝生でトイレをしているわけですし)
それに加え、車道/歩道から(自宅に向かって)数メートルは、個人の敷地ではないのです。
我が家の敷地はブルー、お隣さんはピンクとイエローです。でも、自宅前の水玉のところ(ここが歩道/車道から数メートル)は、市町村の持ち物なのですョ。(もしかしたら、日本もそうなのですか???)ここは市民が市町村から「無料で借りている」エリアになります。だから?自宅前の芝生でトイレをさせないでくださいと言っても「あなたの所有地じゃあありませんよね????」ということになるのではないかなぁと。
「お散歩=トイレ」の考え方が一般的なので、こちらの人たちは1日に何度もわんこを外へ連れ出します。たぶん長いお散歩は朝夕2回のようですが、ちょっとご近所を1周しましょう〜的なお散歩(もちろん目的はトイレ)は、1日に何回もあるんだと思います。だってここら辺では、1日に複数回ご近所さんを見かけますから。
ちなみにお散歩中は、ほぼみなさんがうんち袋を持ち歩いていると思います。万が一うんち袋を忘れたとしても、「ご自由にお使いください」の無料うんち袋が設置されている場所もありますし、(飼い主の住む地域では)うんちをそのままにしている人を見た事がありません。
こちらのゴミ箱はわんこのうんち専用ですが、(専用ごみ箱がなければ)使用済みうんち袋はみなさん公園の(普通の)ゴミ箱に捨てるんです。これって日本だと、大変なマナー違反なのですよね???? でも「公園のゴミ箱にうんち袋を捨てるのはモラルがない」とか言われても、こっちの人は絶対に訳が分からないと思います。(というか、ここではゴミ箱の中身はほとんどがわんこのうんち袋という噂もあります)
飼い主とナナさんが近所をお散歩していた時です。ナナさんがご近所さんの自宅前をくんくん臭っていたところ、そちらのお宅のおじいちゃんに声をかけられました。「公園のゴミ箱まで遠いから、(使用済みうんち袋を)うちのゴミ箱に捨てておいてあげるよー」と。「自宅が近所なので大丈夫です」と答えましたが、カナダはそんなところです。(しかも1度じゃあありません。他のおばあちゃんにも同じようなことを言われたことがあります。)
ナナさん、みんなでトイレの逆カルチャーショックだね!
日本に永住出来るのか、最近心配になってきたよ・・・。
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無題
2014/02/13(Thu)12:37
加えて元々、日本人は美意識が高いんですかね?わび・さびの世界観といい、お花や絵画では空白である『間』も美しいと感じる感覚。掃除もまめにする方なんですかねぇ?←私はしませんがっ(。>д<)
うんこがそこにある事実が日本人の美意識を損なうんでしょうね。汚物だし…(--;)
しかし、大らかですね!!『うんこ、捨ててあげるよ~』だなんて、ワンコのお店や病院でしか言われたことないです。いやぁ、自分が小さく感じる。でも、日本の文化の中ではこのカナダの感覚では厳しいですよね。
いやはや、カルチャーショックですわぁ!!
No.1|by タエマル|
URL|Mail|EditRe:無題
2014/02/14(Fri)10:22
そうですよね、日本人は美意識が高いですよね。だからうんちは汚物、汚物はそもそも「普通のゴミではない」という考え方???こっちの人は、うんちはゴミ、ゴミなんだからゴミ箱に入れるのが当然でしょう、と思っていそうです。
よくいえば、カナダの人たちは小さい事を気にしないんじゃないのかなぁと。だから、他所のわんこが自宅前でトイレをしようとも、ゴミ箱にうんちを捨てる人がいようとも、誰も気にしないんですよね。そんなこと、大した問題じゃないと思っていそうです。