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ナナと、時々宇宙人

ウチュウカラキマシタ、そう聞こえる。

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ナナさん、横隔膜ヘルニアと炎症性腸疾患の危機???

2015/07/07(Tue)04:00

拾い食い克服」のため、大学病院を訪れたナナ姐さん。(前回の記事はこちらから)2時間のヒアリング&コンサルテーションの結果、行動学のフランク教授より専門医のリサ先生に事情を説明いただき、続けてアポイントを入れてもらうことができました。 

長くなりますので、ここからはご興味のある方のみどうぞ。

きちんとしたテストを実施していないので100%確定というわけではないようですが、リサ先生とその助手の先生ともさらに1時間以上のヒアリングをかさねた結果、ナナさんは「Diaphragmatic Hernia(横隔膜ヘルニア)」ではないか?ということです。

ナナさんにあてはまる症状として、嘔吐、嘔吐するような仕草、下痢、げっぷなどが挙げられます。

ナナさん、カリカリフード時代は下痢・軟便が多く、ガリガリおパグでした。今でこそ生食のおかげで体重も7キロ近くまで増えましたが、当時は4.5キロほど。食事をするとすぐ、消化されていないフードをすぐにリバースするのは日常茶飯事です。いろんな獣医さんにかかってお薬を処方してもらったりテストをしましたが、当時は原因不明。早食いが原因ではないのか?と言われてフードを一粒ずつ食べさせても、あまり効果もありませんでした。

生食にチェンジしてからは、下痢・軟便は改善されたものの、ごはんのリバースは続きます。インターネットでリサーチした食後のげっぷ(飼い主がナナさんを後ろ足2本足で立てさせ、お腹をポンポンと叩きます)で少しは改善、さらには胃の粘膜を保護するようなナチュラル・サプリを購入してからは吐く回数は減りました。最近のナナさん、食事をリバースすることは少なくなったのですが、お水は引き続き吐くことが多いです。

先生いわく、ナチュラル・サプリはそこまで効力が強くないけれど、きちんと改善が見られているので処方箋のお薬を試験的にトライしてみようと。

現在は血液検査を実施し、結果待ちの状態です。お薬の効果がなければ、レントゲン撮影、超音波検査、バリウム造影などのオプションで診断してもらいます。最悪の場合には、手術になるケースもあるようです。

そして、こちらも同じくテストを実施していないので100%確定というわけではないようですが、ナナさんの拾い食いの原因は「Irritable Bowel Syndrome(炎症性腸疾患?)」と関係しているのでは?とのこと。

炎症を起こした腸のせいで日常的にUncomfortableな状態のナナさんは、自分で自分を治療するために、手当たり次第見つけたものを食べているというのです。メンタルな問題で異物を食べるのではなく、フィジカルな面を補うためにSelf-Medicatingで拾い食いをしていると。

炎症は遺伝性、アレルギー、細菌感染などあるそうですが、まだまだはっきりとした原因は解明されていないそうです。アレルギーを特定するケースとして血液検査がありますが、結果に疑問が残るためお金の無駄オススメしないとアドバイスされました。一番効果のある検査は、開腹してから直接食べ物をあてて反応を見る検査らしいですが、これもオススメされていません。もし先生のもとで実施するとすればHypoallergenic foodを与えつつ、与える種類の食べ物をひとつずつ増やしていき、アレルギー源を確かめる古典的な消去法です。個人的な考え方もあるかと思いますが、我が家では病院で処方されるHypoallergenic foodを信用していません。理由は、わんこに保存料が入っているフードを極力与えたくないから。Hypoallergenic foodは手作りすることもできるそうで、レシピも先生からいただけるそうです。

腸の炎症を抑えることができれば、拾い食いは自然と消えるだろう・・・というのが、4人の先生たちからのご意見でした。「拾い食いが習慣化してしまい、炎症がおさまってもそのHabitが続くのでは?」と質問したのですが、先生方は「炎症が原因ならば、絶対に拾い食いはなくなります!」と。処方していただいたAcid reflux(胃酸の逆流)を防ぐお薬で様子を見ながら、これからどのような検査&治療をするのか、ということを先生たちと話し合っていく予定です。 

ひとつ先生が気になったことは、問診中のナナさんの表情だそうです。リサ先生がお腹を触ったりしていると、ナナさんの表情が変わります。吠えたり咬んだりということはありませんが、明らかにナナさんの表情が曇ります。先生いわく、膵臓のあたりを触ると、特にナナさんの顔が険しくなるようです。

あと、先生には「これ以上太らせないでね」とアドバイスされました(汗)ナナさん、肥満へのボーダーラインすれすれだそうで。(4月中旬に7.6キロまで増えた体重を、ダイエットで6.8キロまで減らしたのにな・・・涙)

それにしても、非常に濃い内容の大学病院訪問でした。飼い主の頭にインプットされた情報も多すぎ、整理するのに時間がかかりそうです。先生たちとのコンサルは合計3時間以上、病院には4時間くらい滞在していたと思います。高速を1時間半くらいドライブして通う必要のある場所なのですが、アポイントを取って訪問してよかったです。行動学のフランク教授のご厚意で、同じ病院内のリサ先生に即アポイントを取ってもらえたこともラッキーでした。

長くなりますので、大学病院の料金形態については続きます。

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No.652|健康のことComment(2)Trackback

Comment

無題

2015/07/07(Tue)07:05

なんだか思わぬ方向へ話が進んでる…(;'A`)
そうなのか、そんな疑いがあるとは驚きだわΣ(OωO )
横隔膜ヘルニアで嘔吐したりとか、思いもつかなかった。
しかも炎症性腸疾患?拾い食いでそういう診断がされる
っていうのも思いもしなかった。
とにかく血液検査の結果待ち…良い結果でありますように!
ナナさんその体重でボーダーラインってことは
きっと骨格が小さめなのね。Shoryさん、旦那さまに
目を光らせないとネ!

No.1|by うるまの母|URLMailEdit

Re:無題

2015/07/08(Wed)05:32

うるまくんの母さん

いままでいろんな獣医さんに会って相談しても、わたしの困ってる本気度があんまり伝わらず・・・。カウンセラーの先生に会ってわんこのことを(わたしが)理解して、少しでも変わればなーくらいに思っていたら、まさかの病気???という結末です(涙涙涙)

先生が2時間観察した結果、きちんとトレーニングがされていること、飼い主との関係がしっかりと築けていること、こちらのコマンド(先生からナナさんへのコマンド含む)や話を理解していることなどなどから検証しても、絶対に拾い食いはメンタルの問題じゃあない=フィジカルだろーと。

しかし、それで今までナナさんが苦しんでいたかと思うと、ものすごく悲しいです。お腹が痛くて自分で治そうとしてたなんてーーーーー。

うちの主人は、病院がんばったねーと言いながら、またいろいろ与えてましたよ・・・。やめて欲しい・・・。

無題

2015/07/07(Tue)15:22

やはり専門にされてる大学病院の先生は
診断が的確ですね。
しかし、
ナナさんの拾い食いが
自分で自分を治す為にしている行為とは!
動物の本能のなせる技はすごい。

ナナさん、検査や治療が良い結果になると
良いですねo(^▽^)o

No.2|by ロドリゲス華南|URLMailEdit

Re:無題

2015/07/08(Wed)05:39

華南さん

今までの獣医さんだと「拾い食いはトレーニングすればいい」とか「(拾い食いは)パグだから直らない」とか「仕方ないからずっとリーシュにつないでおきなさい」とか、そんな一般的なアドバイス求めてないんですけど・・・ってのが多かったんですよね。だから、大学病院へ行ってよかったです。

会社にモーリシャス出身の同僚がいて、病気を治すためにナナさんが自分で拾い食いをしてるって話をしたんですよ。笑われるか?と思ったら真剣に「その先生の話、信じる」って。

モーリシャスでは、犬が病気になると、さとうきび畑にわんこを解き放つらしいんです。で、そこでわんこがさとうきび畑で何かを食べて戻って来て、元気になるっていうのが実際にあるんですってー。だからSelf-Medicationのためにナナさん拾い食いしている説は、間違ってないと思うと。華南さんのいう、動物の本能のなせる技ですねー。でも、それでナナさんは余計に具合が悪くなっているからびみょーなんですけど(涙)

とりあえず、先生と一緒に治療法を探ります。
お気軽にコメントください。

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